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「ビリビリ動画(bilibili)」とは?
「ビリビリ動画」とは、2009年にサービスが開始された、中国の若者に人気のある動画共有サイトです。
ユーザーや企業が投稿した動画上にコメントを流すことができ、日本国内では"中国版「ニコニコ動画」"とも称されています。特に若者文化の発信地として親しまれ、近年は日本のアニメやドラマの公式チャンネルも多数公開され人気を集めており、日本でいう「ニコニコ大会議」のようなリアルイベントも開催されるほどの人気ぶりです。
また最近では2018年にアメリカの株式市場ナスダックに上場し、時価総額は約3344億円となり、月間利用者数が一億人を突破。月間のアクティブユーザ数を示すMAUは7,200万人で「ニコニコ動画」のMAUの897万人と大きく差をつけるなどこの数年で急成長を見せており、ライブ放送も対応するなど多様化な動画プラットフォームとして世界中から注目を集めています。
「ビリビリ動画」のユーザーはZ世代が圧倒的多数を占めている
Z世代とは、いわゆるデジタルネイティブと言われる世代で、1990年代後半から2000年生まれの世代のことです。この世代の人たちは、子供のころからスマートフォンやタブレットなどのような電子機器に触れて育っている、という特徴があり、日本の強みである「二次元」コンテンツのアニメ・漫画・ゲームに関連した動画コンテンツに興味・関心が高いことから、「ビリビリ動画」はこの世代に圧倒的な支持を受けています。
「ビリビリ動画」の基本的な機能や特徴
コンテンツの感想を多くのユーザーとシェアできる「弾幕」
「弾幕」とは、アップされたコンテンツに視聴者がコメントを流すことのできる機能です。
これはニコニコ動画でも使われている機能で、動画を視聴しながらコメントを書き込むことで、リアルタイムに多くのユーザーとコンテンツの感想をシェアできます。
これはニコニコ動画でも使われている機能で、動画を視聴しながらコメントを書き込むことで、リアルタイムに多くのユーザーとコンテンツの感想をシェアできます。
気に入ったクリエイターを応援できる「投げ銭」
「投げ銭」とは、ライブ配信などで気に入ったクリエイターに金銭的な支援ができる機能です。
「投げ銭」は、ユーザーにとって「自分が支えている、育てている」という感覚が持てるため、より熱心なファンになります。また、クリエイターにとっても投げ銭は経済的なサポートとなるため、作品づくりに集中するうえでも重要な機能です。
「投げ銭」は、ユーザーにとって「自分が支えている、育てている」という感覚が持てるため、より熱心なファンになります。また、クリエイターにとっても投げ銭は経済的なサポートとなるため、作品づくりに集中するうえでも重要な機能です。
会員には「登録会員」と「正式会員」の2タイプある
ビリビリ動画には会員登録をしただけの「登録会員」とテストに合格した人だけがなれる「正式会員」があります。もちろん、サインアップしただけの「登録会員」でも動画の視聴は可能です。しかし、コメントの文字数制限(20文字)や種類などに制限があり、「弾幕」や「投げ銭」の機能や動画の投稿もできません。「正式会員」になると各種制限がなくなり動画の投稿も可能になりますが以下2つのどちらかの方法が必要です。
① 既存の会員に招待をされること。
② 数10問のサブカルに関する質問に答え、テストに合格すること。
テストの制限時間は120分で、基礎的な事柄(マナー)に関する問題が40問、セレクト問題60問で構成されています。敢えて、このような条件を付けることによって、サイト内のユーザーの質を確保し、投稿される文章や動画の質を間接的にコントロールすることでユーザーが、安心して交流できる居場所を作り上げています
① 既存の会員に招待をされること。
② 数10問のサブカルに関する質問に答え、テストに合格すること。
テストの制限時間は120分で、基礎的な事柄(マナー)に関する問題が40問、セレクト問題60問で構成されています。敢えて、このような条件を付けることによって、サイト内のユーザーの質を確保し、投稿される文章や動画の質を間接的にコントロールすることでユーザーが、安心して交流できる居場所を作り上げています
中国の動画サイトを活用して効果的なインバウンド対策を
近年インバウンド市場に限らず、企業の商品宣伝や広報といった分野で注目されているのが、動画を利用したプロモーションです。動画コンテンツは視聴者にわかりやすく、たくさんの情報量を届けることができます。
日本で人気のある海外発の動画共有系プラットフォームといえば「YouTube」や「Facebook」が挙げられますが、中国では見られないばかりかURLを開くこともできません。そのため、中国にはそれに代わる動画プラットフォームが近年急成長をとげているのです。
中国版ニコニコ動画として快進撃を続ける「ビリビリ動画」は、日本の強みである「二次元」コンテンツに関心の高い層が集っていると考えられ、ユーザーの圧倒的多数を占める若年層は、今後の消費の担い手でもあります。このコミュニティめがけて日本の情報を発信し、IT世代の若者層にアプローチすることで有効なプロモーション効果が得られるでしょう。
日本で人気のある海外発の動画共有系プラットフォームといえば「YouTube」や「Facebook」が挙げられますが、中国では見られないばかりかURLを開くこともできません。そのため、中国にはそれに代わる動画プラットフォームが近年急成長をとげているのです。
中国版ニコニコ動画として快進撃を続ける「ビリビリ動画」は、日本の強みである「二次元」コンテンツに関心の高い層が集っていると考えられ、ユーザーの圧倒的多数を占める若年層は、今後の消費の担い手でもあります。このコミュニティめがけて日本の情報を発信し、IT世代の若者層にアプローチすることで有効なプロモーション効果が得られるでしょう。
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