2019年7月3日 更新

618とは?中国越境ECの2大イベントのひとつ「618」の基礎知識

中国ECといえば、さまざまな記念日に開催されるセールがあります。代表的な11月11日の独身の日セールはもはや定番となり、最近では京東商城(JD.com)を運営する京東集団が設定した「6月18日」も大きな盛り上がりを見せ、いつの間にか多くの企業がセールを実施するようになりました。今回はそんな618の基礎知識や京東商城の特徴についてご紹介します。

京東商城(JD.com)の「京東618」とは?

京東商城(JD.com)は、京東集団が運営する中国ECの巨大モールの一つです。中国のECキャンペーンといえば、天猫(Tmall)が主催する「独身の日(ダブルイレブン)」が有名ですが、今あらたな別イベントが盛り上がりを見せています。
 (4014)

それは、中国でシェア2位を誇る京東(JD.com)を運営する京東集団の設立日、1998年6月18日を記念日として開催される618セールです。2010年からスタートし、今年で9年目を迎えます。
セール期間:6月1日~6月18日

「京東商城」の特徴

 (4001)

中国二大ECサイトといえば「天猫」と「京東商城」ですが、2つの特徴やビジネスモデルは大きく異なります。
天猫は各企業にマーケットプレイスを提供し、出店者から出店料を徴収する事業スタイルです。それに対し京東商城は自社で商品を仕入れて販売する直販型の事業形態を採用しています。例えるなら天猫は「楽天」、京東商城は「Amazon」に近いビジネスモデルといえます。なお中国直販型ECサイトの分野では、京東商城はシェア50%以上を占める最大手です。出店できるのはメーカーか正式な代理店限定でありそれにより品質と信頼が高い水準で保たれています。
また、京東商城と言えば家電系のECモールとしてスタートした事もあり、デジタル家電に強いECサイトとして広く認知され、男性ユーザーが多いイメージがありますが、近年ではWeChatなどを運営している騰訊(テンセント)と資本提携したことをきっかけにコスメやベビー用品、日用品まで商品の幅を広げ女性ユーザーの獲得に力を注いでいます。ちなみに日本商品の中で人気なのはベビー商品であり、とくに日本の品質の高い紙おむつは売れ筋商品のようです。

多くの企業がセールを開催する「618商戦」とは

 (4010)

6月18日にセールが開催されているのは京東商城内だけではありません。「618商戦」ともいわれており、この日周辺には京東商城に対抗するために、他社の天猫(T-mall)をはじめとしたRED(小紅書)や、家電量販店のSUNING、Kaola、唯品会(VIP)などのECサイトもこぞってセールを実施しており、2018年は618期間中で2844.7億元(約4兆8400億円)の売上を見せました。

今年も6月1日に開始されており、18日まで実施されます。20万以上のブランドや小売業者が参加し、開始から12時間に満たない時点で売上高が昨年の初日の総額を超えています。中でも最初の1時間で1億人民元を超える売り上げを記録したブランドが多数あり、アップルは2分45秒で売上高が1億人民元を超えました。
 (3991)

上半期における最大の商戦である「618」。出店企業は大幅な値引きを提供することでより多くの新規ユーザーを取り込み、11月に開催される中国最大のECセールイベント「W11(ダブルイレブン」時の再購入やブランド認知拡大のための施策として十分にアピールすることが企業にとって大きなビジネスチャンスと捉えている。

また、近年各プラットフォームのトレンドとして新市場開拓に焦点が当てられている。中国の地方小規模都市や農村部の人口は国内の総人口の約70%を占めるといわれており、たくさんの企業が商業施設の比較的少ない農村などの地方都市をターゲットに事業を展開し、この大きな市場での顧客の取り込みや各ブランドの浸透を推進している。

ダブルイレブンを視野に入れた施策を打とう!

 (4011)

今や「独身の日(W11)」に匹敵する規模となりつつある中国の大型ECイベント「618商戦」。
京東商城(JD.com)の創業記念日だった6月18日の記念セールが、もはやアニバーサリーセールを超えた、中国EC全体に影響を及ぼす日になりました。

これから中国EC出店を考えている日本企業は、中国EC大手の天猫(T-mall)と共に、京東商城(JD.com)特有の強みに注目することで中国越境ECにおいて、売上と知名度を上げる絶好の機会となるでしょう。


如何でしたでしょうか?

WeStock は、広告費不要で2億人にリーチできる中国KOLのECショップネットワークです。

※下記は【WeStock】の紹介ページへのリンクです。詳細は下記からご確認ください。
https://www.westock.jp/

化粧品・日用品・健康食品のメーカー様を中心に3,000ブランド以上の販売実績があり、200名以上の著名KOLのネットショップ内に商品の売り場を確保し、中国向け越境ECのマーケティングを全面的に支援しています。

ご質問やご相談、お問い合わせ等ございましたら、以下に必要事項をご入力のうえ、「送信」ボタンを押してください。 「WeStock」の紹介資料も、送信後に自動メールにてご送付させて頂いています。
お問い合わせ・資料請求はコチラから
入力内容を送信

関連する記事 こんな記事も人気です♪

【記事コラム】「618」商戦開始!「天猫(Tmall)」×「京東(JD.com)」の2者択一に、「拼多多(pingduoduo)」が風穴。

【記事コラム】「618」商戦開始!「天猫(Tmall)」×「京東(JD.com)」の2者択一に、「拼多多(pingduoduo)」が風穴。

6月18日に開催される“618”の大セールは、“W11(ダブルイレブン)"と並んでECサイトの年間売上高を左右するビッグイベントとなっています。「京東(JD.com)」と「天猫(Tmall)」の2強が今年特に意識するは、ソーシャルコマースサイトの「拼多多(pingduoduo)」です。各プラットフォームの“618”戦略をご紹介します。
【記事コラム】市場規模5000億元(8兆円)以上の中国のF3層マーケットもネット通販が主戦場、急速に成長する“新老年”市場の現状は?

【記事コラム】市場規模5000億元(8兆円)以上の中国のF3層マーケットもネット通販が主戦場、急速に成長する“新老年”市場の現状は?

精神的にも物資的にも消費意欲を開放し始めた“新老年(高齢者世代)”市場が大きな盛り上がりを見せ始めています。潜在規模は5000億元(8兆円)を超えると言われる注目の中高年アパレル市場について、市場調査会社Age ClubがまとめたF3層(50歳以上の女性)の動向をご紹介します。
【記事コラム】中国Eコマース戦局!EC戦国時代を戦う各社戦略をポジショニング理論で徹底分析

【記事コラム】中国Eコマース戦局!EC戦国時代を戦う各社戦略をポジショニング理論で徹底分析

2大巨頭の“アリババ”と“京東”、台頭する“拼多多”、独自戦略で生き残る“小紅書”、“雲集”、“網易”。アル・ライズのポジショニング理論によると、市場参入戦略は“攻撃戦”、“防御戦”、“フランキング戦”、“ゲリラ戦”の4つに分類されます。年々と競争が激化する中国EC業界、各プラットフォームのポジショニング戦略からその特徴を分析します。
【記事コラム】アマゾンが中国EC事業から撤退、失敗要因はどこにあったのか?

【記事コラム】アマゾンが中国EC事業から撤退、失敗要因はどこにあったのか?

4月18日にアマゾンが中国国内向けネット通販事業から撤退すると発表しました。中国EC業界の変化に対応できず、「アリババ」や「京東(JD)」に追い上げられる形で成長市場を後にするアマゾン中国。1994年の中国市場参入から、現在に至るまでのアマゾンの歴史を辿ります。
【記事コラム】淘宝と「小紅書(RED)」商品レビュー掲載で提携、18年11月25日~12月1日の越境EC重要ニュース

【記事コラム】淘宝と「小紅書(RED)」商品レビュー掲載で提携、18年11月25日~12月1日の越境EC重要ニュース

中国のEC業界に関する最新のニュースを配信する亿邦动力网(ebrun.com)がまとめた11月25日~12月1日の越境EC重要ニュースをご紹介します。

この記事のキーワード

この記事の担当者

WeStock編集部 WeStock編集部