2019年6月13日 更新

【記事コラム】TiKTokの「ダブル12」、1億元(約16億円)以上の売上をあげるKOLが続出

2018年は「TikTok」や「快手」などショートムービーアプリが大流行した一年、ショートムービーを利用した「KOLコマース」も大きな注目を集めています。TikTokは、淘宝や天猫などとの連携機能をダブル12の前日に正式リリース、その実績などをご紹介します。

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2018年は自分でムービーを撮影し投稿したり、ライブ放送ができたりする<TikTok>や<快手>などショートムービーアプリが大流行した一年でした。

ショートムービーアプリで活躍する“KOL(KOL=Key Opinion Leader)”も数多く存在し、「KOLコマース」も重要なマネタイズ方法として注目を集めています。

今回ショートムービーコミュニティ<TikTok>を利用した「KOLコマース」の実績の一部を紹介した記事がございましたので皆様にご紹介いたします!
抖音的双12:有人涨粉100万,有人流水2300万
元記事はこちら↑

「TikTok」のショートムービーで商品紹介、そこから直接「淘宝」で商品購入

中国で大人気のショートムービーアプリ<TikTok>が2018年5月に淘宝などのネットショップと連携を開始。TikTokのアプリ内から直接ネットショップのページへのリンクを設定することが可能となった。例えばショートムービーで紹介されているのを観て「欲しい!」と思った商品は、TikTokからそのまま商品購入ページに飛ぶことができ、即購入することができる。

約半年の”お試し期間”を経て2018年12月11日にその機能が利用できるアカウントの裾野が広がった。以前は8000人以上のフォロワー数を持つアカウントしか申請できなかったのが、現在は10件以上の動画アップロードがされており、且つ実名認証済みのアカウントでフォロワー1000人以上いれば申請できるようになっている。

”お試し期間”中、既に延べ6万以上のアカウントがこのアプリ内から店舗ページに飛べる機能を開通させている。また、ダブル12にはアプリ全体で120万件以上のオーダー数を獲得し、50のアカウントが売上1億元(約16億円)以上を達成したという。
モデル<晨妍>のTikTokアカウント。アカウントのト...

モデル<晨妍>のTikTokアカウント。アカウントのトップページやライブ放送中の画面に、店舗ページへのリンクが設定されている

TikTokでダブル12の売上が前年比170%増、農村育ちKOL<杨春林>

中国少数民族のひとつであるミャオ(モン)族である<杨春林>は今年29歳。村民のほとんどが文字も書けない村で育った彼は村で初めての大学進学者となった。

大学卒業後、自身の民族の特徴を反映したアパレルブランド「古阿新」を立ち上げ。全国に5つのリアル店舗を構え、地元の村民を雇い製作に携わってもらっている。淘宝では2018年5月時点で店舗フォロワー数10万人、1日の平均売上額は7000~8000元(約11万円~12万円)だった。

その後、杨春林はTikTokを使った販売促進を試みる。彼のように少数民族の特性を活かし、デザイン・撮影・モデルを一人でこなすKOLはTikTokでは珍しい。そんな珍しさも手伝って、「古阿新」は 60万人のフォロワー数を獲得。現在は1日の4割をTikTokのショートムービー撮影に費やしている。毎日更新を継続する彼は、出張で撮影できないときは予め出張日数分のムービーも撮影しておく徹底ぶり。彼は3ヶ月で7~8点の新商品をデザインし、毎月3点は淘宝で発売できるようにしているという。
杨春林が運営する<古河新>のTikTokアカウント。各...

杨春林が運営する<古河新>のTikTokアカウント。各商品をタップすると淘宝の店舗ページに飛べる。

2018年7月から「古阿新」のTikTokアカウントから淘宝の店舗ページへのリンクを設定。ダブル12には108万元(約1700万円)を売り上げ、前年比170%増加を達成。ダブル12終了後も4日間は1日20万元(320万円)の売上が続き、ダブル12終了後1週間の1日平均売上額は6~7万元(約96万円~113万円)、11月の売上の5~6倍になった。TikTok経由のユーザーの淘宝でのコンバージョン率は10%、淘宝の売上のうち60~70%はTikTok経由のユーザーが購入したものだという。

ダブル12ではTiKTokライブを使い1,000万元以上の売上をあげるKOLたちが続出

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かつては北京の国営企業でエンジニアとして勤めていた<七舅脑爷>だが、現在はTikTok、Weiboなどで総勢6000万以上のフォロワーを抱えるKOL。

2018年のダブル12に初めてTikTokでライブ放送を実施。夜7時から夜中の1時までの6時間、33万人以上の人が視聴する中、1,000万元(約1億6000万円)もの商品販売額を達成したという。またこのライブ放送を通じてフォロワー数は100万人以上も増えたという。
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また中国トップKOLの<雪梨Cherie>は、ダブル12にTikTokでライブ放送を行い、自身が運営する淘宝ショップで販売中のダウンコートが1万件以上の注文を受注、商品の売上は2300万元(約3.7億円)を超えたという。

2018年のダブル12では、TikTok経由のユーザーの淘宝&天猫での注文件数は120万件以上になったという。TikTokを利用する利点として、若年層のユーザーにリーチでき、コンバージョン率も高いこと、またフォロワー同士のコミュニケーションが多く商品についての情報も交換しやすい環境である。ショートムービーは我々の隙間時間を埋める最適な手段の一つ。何気なく見ているムービーから思わぬ買い物につながったというユーザーも少なくないだろう。今年もショートムービーアプリを利用した「KOLコマース」に注目していきたいと思う。

--------------元記事の紹介はここまで--------------


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