2019年6月13日 更新

【記事コラム】女性24歳以下の通販ユーザーは1.09億人、中国のイマドキ“通販女子”の消費動向を調べてみた

今スマホでネットショッピングする24歳以下の女子たちが増えています。彼女たちをQuest Mobileのレポートでは「网购少女」 = イマドキの“通販女子”と呼んでいます。彼女たちの消費傾向に密着し、今後どのようにマーケティングして彼女たちにアプローチするのが有効なのかご紹介します。

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今スマホでネットショッピングする24歳以下の女子が増えています。24歳以下でスマホのネットショップを多く利用する女子たちをQuestMobileでは「网购少女」 = イマドキの“通販女子”と呼んでいます。彼女たちは高いスマートフォンを持ち、多くの時間をアプリやスマホのネットショッピングに使っています。一体彼女たちをそんなに夢中にさせるのはどんなアプリなのか?彼女たちの消費傾向や情報源などをデータとともに紹介いたします。
QuestMobile人群洞察:亿万网购少女的消费选择
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北京のモバイルネットワークのビックデータ解析などを行っているQuest Mobileが、ダブルイレブンの通販女子の購買状況についてレポートを報告した。国産品であれ輸入品であれ数多くの女性がダブルイレブンの大セールで購入している。特に最近目立っているのは「网购少女」=イマドキの“通販女子”と呼ばれる24歳以下の女子たち。

Quest Mobileのデータによると通販女子の数は1億人を超え、4割が3000元以上(48,000円以上)のスマートフォン端末を使っている。特に動画、娯楽、飲食や買い物などでの利用率が全体のユーザーの利用率を圧倒的に上回る。彼女たちの情報源も拡大しており、SNSやショートムービーを通じてアイドルや俳優、KOLたちの影響をかなり受けている。今回のデータはどのように彼女たちが消費意欲を掻き立てられているのかを表している。

通販女子の実態

通販女子のアクティブユーザーが1.09億人を超えた

下記データによると中国全土の24歳以下の通販女子が1.09億人にも上ることがわかる。アクティブユーザーが居住しているTOP5都市は広東省、浙江省、江蘇省、河南省、山東省。そのうち広東省はユーザーの浸透率が10%以上、その他4都市も6~10%だ。続いて遼寧省、北京市、河北省、四川省、湖南省の浸透率は4~6%を記録している。

右のデータは都市ランク別のユーザー比率。円の内側が全体のユーザーの比率、外側は通販女子の比率だ。全都市で通販女子が全体のユーザー比率を上回っていることがわかる。
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通販女子たちの月収に見合わない高額スマホ使用

下記左側のグラフが通販女子たちの月収を、右側は彼女たちが使っているスマートフォン端末の価格を表している。約半数の通販女子の月収が3000元以下にも関わらず約40%が3000元以上のスマートフォンを使っている。
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通販女子たちの興味があるもの

下記データは2018年9月時点の全体のアクティブユーザーの浸透率と、その中での通販女子のTGIを表わしている。TGIとはTarget Group Indexの略であり、ターゲットとなるグループ内の特定の範囲での数値を表したものである。ここでは、各ジャンルのTGIが高ければ高いほど、そのジャンルに関心を持っている通販女子が多いということが示されている。
特にファッションや勉強、健康、飲食は通販女子が特に興味を持っているジャンルだ。
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通販女子高浸透率のアプリ

下記データは通販女子たちにとって必須アプリとそうでないもの、アプリの中での通販女子たちの浸透率を表したものだ。必須アプリとしては一般的にも多く使われている支付宝(Alipay)のほかに動画配信サイトのyouku、淘宝の浸透率がほぼ100%に達している。中国で主流のSNSであるWechat、QQ、中国版Twitterと言われているWeibo、TikTokなどは浸透率が高い中でも特にユーザーの執着度が高いものだ。通販女子の関心は主にSNSや動画サイトなどに向けられていることがわかる。
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各スマホネットショップの通販女子の浸透率

下記データは通販女子の各スマホのネットショップでの浸透率を表している。越境ECの浸透率のTGI指数が高く、海外製品を購入したい通販女子が多いことが表れている。その一方でキャンペーン価格・情報の比較アプリや中古品販売のアプリでなるべく安く買おうとする傾向も見られる。
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通販女子たちの買い物における特徴

浸透率の高いアプリと使用時間

下記データは通販女子たちの浸透率が特に高いアプリと使用時間を表したものである。淘宝は使用必須アプリとして圧倒的な浸透率だ。淘宝と比較し拼多多は浸透率は低いものの、通販女子たちの使用時間は長く、使用率も高い。
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通販女子たちの情報源

通販女子たちは主に自らウェブやアプリをチェックしながら商品の情報を得ている。またWechatの公式アカウントやモーメンツ、微博(Weibo)などのSNSに掲載されている商品情報を見て興味を持つようだ。
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通販女子たちの購買意欲を掻き立てる要素

品揃えが豊富なことや、お得に買えること以外にも、通販女子たちはネットで話題の商品やKOLのプロモーションの影響を受け、商品への興味を持つことが多い。
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通販女子たちの購入品

衣服や化粧品、食品、日用品などが通販女子たちの主に購入するものだが、そのなかでも服飾品が最も多い購入品だ。
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購入品はSNSでシェア

通販女子たちは自分たちの購入品をネット上やSNS上でシェアする人が多い。95.6%の通販女子が自分の購入した商品をシェアしたいと回答している。商品を購入したオンラインショップ上で口コミを投稿するだけでなく、小红书(RED)で投稿したり、Wechatで友達に送ったり、モーメンツに投稿したりする。
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通販女子たちの消費に対する価値観

左のデータは主なキャッシングアプリの通販女子たちのユーザー数と、浸透率。右はお小遣い帳アプリのユーザー数と浸透率である。借金をしている通販女子もいるが、きちんと自分の支出を管理できている通販女子も多いようだ。
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今後どのようにすればもっと通販女子たちの利用が増えるか?

今後どのようにマーケティングして彼女たちにアプローチするのが有効なのか、同レポートから見てとれる傾向として、

①越境ECやフォトアプリ、価格やキャンペーンの比較アプリ、ショートムービーアプリなどと提携し、ユーザーの目に触れる機会を増やす。

②ネットで話題の商品をもっとお得に買えるようキャンペーンを実施したり、新商品の試供品の提供をしたりする。

③KOL自身にもっと商品をプロモーションしてもらい、積極的にSNSなどで商品を実際に使用した感想や評価をあげてもらう。
--------------元記事の紹介はここまで--------------


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