2018年11月13日 更新

【記事コラム】新規ユーザー増加率、越境EC86.3%増、拼多多はゼロ、TikTokまさかのマイナス!? ~ Quest Mobile「中国2018年秋季報告」

Quest Mobileが《中国2018年秋季報告》を発表、その中から越境ECや中国マーケティングに役立つ最新情報をご紹介します。

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北京のモバイルネットワークのビックデータ解析などを行っているQuest Mobileが《中国2018年秋季報告》を発表しました。越境ECに関してや、日本でも注目を集める「拼多多」、またKOLマーケティングで外せないショート動画コミュニティのデータがレポートされているので、ご紹介いたしまします!
拼多多 抖音们遭遇“寒流” 用户增长停滞
元記事はこちら↑

中国のモバイルネットユーザー数は11.2億人

新規ユーザーの増加スピードは昨年に比べ半減しており、2018年9月のアクティブユーザーの総数11.2憶人に上ったが、2018年上半期にはすでに11億人に達していたので、現時点でわずか0.2億人(2000万人)しか増えていないことになる。下記グラフを見ると昨年2017年には年間で6400万人増加したのに対し、今年は9ヶ月でわずか3400万人しか増えていないことがわかる。人口浸透率を考えても、今後は更に新規ユーザーの増加率は緩やかになっていくだろう。
中国のモバイルネットワークユーザー数の推移

中国のモバイルネットワークユーザー数の推移

モバイルコマースのユーザー数は7.8億人、浸透率は70%

モバイルコマースの分野でも、新規ユーザー増加率の停滞が顕著に現れてきており、QuestMobileのデータでは、2018年9月のモバイルコマースのユーザー数は7.8億人、浸透率は70%に達していることを示している。
毎月の新規ユーザー数と浸透率の比例

毎月の新規ユーザー数と浸透率の比例

Eコマース新勢力「拼多多」の新規ユーザー増加率はゼロ

ソーシャルコマースの拼多多は、地方都市に住む低所得者層をターゲットにしてシェア拡大に成功し、わずか2年で1億人のユーザーを獲得、中国で最大級のECサイトに成長した。中国2大ECサイト淘宝と京东を脅かす勢いで成長していた。

しかし“调皮电商”の公式アカウントの記事《まさか!TikTokユーザーはさらにマイナス、拼多多のユーザー増加率は”0”!中国モバイルネットワークQ3の報告には何が書いてある?》の中にTrustdataが示したデータがあり、2018年第三四半期(7月~9月)は淘宝、京东、天猫のユーザー数は一定の速度で増え続けているが、「拼多多」の新規ユーザーの増加率は「ゼロ」で、かつての勢いを失っている。
2018年第三四半期(7月~9月)ECプラットフォーム...

2018年第三四半期(7月~9月)ECプラットフォームのユーザー状況

TiKToKユーザー数はまさかの「減少」、ショート動画コミュニティのユーザー数は5.18億人、浸透率は46%

破竹の勢いで新規ユーザーを獲得し、存在感を高めてきたTikTokに代表される「ショート動画コミュニティ」だが、規制の影響で2018年第三四半期(7月-9月)の新規ユーザーの増加率は大幅に減速している。
ショート動画コミュニティの新規ユーザー増加率と浸透率

ショート動画コミュニティの新規ユーザー増加率と浸透率

具体的な各アプリの状況については、前述の”调皮电商”記事にデータも掲載されている(下記画像)。トップの「TikTok」はMAU2.5億以上、「快手」はMAU1.8億以上、その次に続く「西瓜视频」「火山小视频」もMAUは1億近い。

しかし注目すべきなのがユーザー増加率である。上記トップ4のショート動画コミュニティは、2018年第三四半期(7月-9月)のユーザー増加率は、第二四半期(4月-6月)対比で「マイナス」になっており(下記図の黄線グラフ参照)、規制の影響の大きさが覗える。
動画系サービスの2018年第三四半期(7月-9月)のユ...

動画系サービスの2018年第三四半期(7月-9月)のユーザー状況

モバイルコマースのアプリは複数利用が増加傾向、使用回数/使用時間は大幅増

モバイルコマースのアプリの利用動向で注目したいのは、前年対比で1つのアプリだけの利用ユーザー数は10%減、一方3つのアプリを同時に利用するユーザー数は大幅に増加している。プラットフォームが多様化するのに合わせて、ユーザーは複数のアプリを使いわけていることがわかる。

またモバイルコマースのアプリの使用回数と使用時間は、前年対比で約40%近く伸びているのにも注目したい。
アプリを開く回数と使用時間

アプリを開く回数と使用時間

越境ECアプリのアクティブユーザー数は前年対比で86.8%大幅増

EC系アプリのカテゴリー毎のユーザー動向をまとめたのが下記の図である。越境ECのアクティブユーザー数は前年対比で86.3%増で大幅にユーザー数が伸びていることがわかる。また、キャンペーン価格・情報の比較アプリや、生鮮食品のECアプリ、微信ショップなども大幅にユーザー数を伸ばしているのが覗える。
EC系アプリのカテゴリー毎のユーザー動向

EC系アプリのカテゴリー毎のユーザー動向

--------------元記事の紹介はここまで--------------


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